葉篆光な、篆刻。(写真:《葉篆光》花鳥風月)

花鳥風月 おかげさまで、野の花と遊ぶ花の会との共同展、第12回「三游会」が、3日間で 千人近くの方々にご覧いただいて、無事終了。篆刻の楽篆堂は印泥が気温に 左右されるくらいで苦労もなかったが、野の花の方は、異常気象で花の当てが 外れたり、予想もしなかった実がたわわになっていて大感激したり、だったようだ。 中日の夜、大阪から来てくれた友人の「喜の字」氏と餅飯殿町の樹樹で飲んだ。 箸置きの見事な紅葉の桜の葉を見て、ふと「これに文字を入れたら、面白いなァ」 と思いつき、喜の字氏も樹樹の夕記さんも面白いと賛同してくれたが、酔っての アイデアにまともなものがないのは、誰しも経験済み。しかし、今回ばかりは違う。 もらってきた葉に「鳥」の篆書体をカッターで切ってみたら・・・ これは、いける! 翌朝、庭の葉を摘んで、30分ほどでつくった。花はアジサイ、鳥はトチ、風はカジ、 そして月はハゼの葉に。アクリルにはさんで、30分遅れで会場に着いて、最終日に お越しの方にはお披露目できた。紅葉した木の葉は陽光にかざすときれいだから、 「葉篆光(はてんこう)」と名付けた。篆刻から、着彩した「篆彩」、そして「素篆de (ステンド)グラス」、さらに「葉篆光」へ。楽篆堂の篆刻は、もっと破天荒になるぞ!
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